インターネット人物列伝 -14ページ目

焦土作戦で大義名分を失ったニッポン放送経営陣

これまで、ライブドアによる買収は自社の企業価値を低下させると主張してきたニッポン放送経営陣が、フジテレビ株の貸し出しや優良子会社であるポニーキャニオン株の売却など一連の焦土作戦によって、自ら企業価値を低下させる計画のようだ。

ニッポン放送にとって経営陣にどんな利益があるかわからないが、企業価値を低下させる行為は株主や従業員に対する裏切りとしか言いようがない。上場企業においてこのような行為が容認されるのであれば、株式市場に対する一般投資家の信頼は地に落ちるだろう。

やっぱり雑誌の方が格上?

どうやら、ライブドア・PJはネット上の記事は雑誌の記事より格下だと思っているらしい。

ライブドア・PJニュースの記事で団藤保晴氏の「ブログ時評」が批判されているのだが、いきなり名誉毀損がどうこうという話を持ち出すのはいかがなものかという話は
さておくとしても、引っ掛かるのはこの部分である。

>ネット掲示板にありがちなプライベートな言説なので、そういう見方
>もあるのかと見捨てておいた。
>だが、伝統ある『世界』にパブリッシュされれば、話は違ってくる。

って、ネットを中心に活躍していこうというジャーナリストの発言とは思えないのですが。

がんばれ、ライブドア・PJ!

新聞の訪問販売員撃退法募集

今は日本経済新聞を購入しているのですが、はっきり言って読んでません。
必要な情報はネット上のWebサイトからいくらでも入手可能な状況では、森林資源の節約という意味でも必要のない新聞の購入は止めたいので新聞の購読中止の方法と訪問販売をうまく断る方法を募集します。

たぶん成功しないカナロコの挑戦

2005年2月1日から開始された神奈川新聞社の運営する、「カナロコ」は、ネットは新聞を殺すのかblog(会員化による囲い込みには否定的)やブログ時評(会員化によって匿名性が排除されていくとお考えのようで肯定的)にも取り上げられているように、ブログもつ既存メディアの記者先生方の大きな期待を受けているようだが、おそらく成功しないだろう。

なぜ成功しないと思うかというと、主要なコンテンツの閲覧、コメント、トラックバックなどを登録会員に限定してしまっている(4月1日の正式運用から、現在は制限なし)からである。

これでいったいどうやって、会員以外のインターネットユーザーにどうやって自サイトにどんなコンテンツがあるかを知らせるつもりなのだろうか。

カナコロの運営者はブログを含めた個々のWebサイトが、インターネットという大きなシステムの一部であるということを十分に理解してないのだろう。残念なことである。

なんかヤナ感じのするSNSという仕組み

SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)というのは、会員が互いに友人を紹介しあうことで友人関係を広げることを目指すコミュニティ型のWebサイトで、基本的には既存の会員からの招待がないと参加できない。

これのどこがいやな感じかというと、参加するためには「既存の会員の招待」が必要なため、誰でも参加できるわけではないということが、コミュニティに入れた人間にある種の特権意識をもたらす反面、コミュニティに参加できない人間には疎外感をもたらすからである。

まあ、「簡単には入れませんよ」と言われると何が何でも入りたくなるのが人間なので、そこら辺の心理をうまく突いて会員を増やしていくのが狙いなのかな。

別に、自分に招待メールが来ないからこんなことを書いているのではないので、誤解の無いように。(笑)

今日の一言
「あんなすっぱいブドウいらないや。」

参考文献:
“ミクシィの輪を広げよう”
【お詫び】Mixi登録祭りについて
ソーシャルネットのビジネスモデルが見えてきた?――「mixi」の今

藤田晋

本名:藤田晋、職業:サイバーエージェント社長。

このブログのあるアメーバブログのサイバーエージェントの社長。

渋谷系ネットベンチャーとしては、楽天やライブドアなどに比べ知名度ではやや劣る面が否めないサイバーエージェントだが、社長である藤田氏はタレントの奥菜恵さんと結婚し、ある意味男の夢を実現した人物といえる。

ブログ:渋谷ではたらく社長のblog

トラックバックスパム自動化の可能性

トラックバックスパム自動化の可能性

週刊!木村剛でトラックバックスパムの問題が取り上げられていた。

とりあえず、今回は問題になっているケースでは手動でトラックバックを付けているだけのようだが、ブログも電子メールのように利用者が広がると、Webから収集したトラックバックURLをデータベース化して、自動的にトラックバックを送信してくる業者が出てくる可能性が非常に高いと思われる。

トラックバック機能を持つ自作の電子掲示板システムを無料で配布している立場上、この問題には無関心ではいられない。

当然、システム側でそれなりの対応を考えなければならない。少なくとスパムの送信元と判明している特定のURLをフィルタリングする機能は必須だろう。もっとも、それだけでは十分とはいえないだろうが・・・。やれやれ。

59Tracker version 0.9 のリリース

RSSに対応したバージョン、59Tracker version 0.9 をリリースしました。
このRSS対応によって、気になるトピックのサマリー(トピック本文、ログ、コメント、トラックバック)をRSSリーダーを使用して効率的に閲覧することができるようになります。

59Tracker では、ブログツールと同様にトラックバック機能を装備するだけでなく、トピックごとにページが作成され、トピックのテーマに関係の深い情報(ログ、コメント、関連情報など)が追記されていく構成になっているため、より検索でヒットしやすいページを簡単に作成していけると思います。

また、テンプレートの変更やプログラムの改変によって、色やレイアウトなどの変更も容易ですので、ユーザー対話型のWebサイトの構築を予定されている企業や個人の方には、是非ご利用を検討していただければと思います。

もし、企業等のWebサイトでご利用される際のカスタマイズに関連して技術的なサポートをご希望される場合は有償になりますが、サポートサービスなども行っていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

ダウンロードはこちらから
59Tracker Project

おひとついかがですが?
お客さん!(笑)

「ブログ時評」にみるネットメディアへの誤解

ブログ時評とは、職業的ジャーナリストである団藤保晴氏が「ブログを、ネットジャーナリズムとして活性化させるべく」開設したブログである。しかし、そこで見られる団藤氏の行動は、匿名のコメントを匿名であると理由だけ削除してしまうなど、ブログというネットメディアを理解しているとは到底思えない、典型的な古いタイプの報道関係者の姿である。

団藤氏としては、読者数が何万のメールマガジンを発行してきたのだから、当然自分はネットジャーナリズムの先駆者であると考えているのだろうが、それは大きな誤解である。

なぜなら、メールマガジンやWebサイトで記事を公開するだけのオンラインマガジンは、単に配送手段としてインターネットという仕組みを使ってるだけで、本質的に新聞や雑誌などの古いタイプのメディアと何ら変わるところはないからである。

これに対し掲示板、ブログ、メーリングリストなどは、インターネットの双方向性を生かした、新しいタイプのメディアなのである。

新聞やメールマガジンなどでは、読者が他の読者が記事に対しどのように受け取ったかを知る手段が無いのに対して、掲示板やブログでは、コメントを書き込むことによって自分がどのように受け取ったかを、他の読者に知られせたり、読者同士で議論することが可能である。新聞やメールマガジンなどのように情報を垂れ流すだけのメディアとは本質的に違うのだ。

つまり、真のネットメディアとは掲示板、ブログ、メーリングリストなどであり、ネットジャーナリストであると言うのであれば、これらのメディアの特性を十分に理解し、有効に活用するような行動をとるべきだろう。

59Tracker version 0.8 のリリース

トラックバック機能に対応した電子掲示板システム「59Tracker version 0.8」を公開しました。

59Tracker(ゴクトラッカー)は、トピックの新規作成、編集、削除を、編集者として登録されたユーザーだけに制限した(コメントは誰でも可能)、シンプルな電子掲示板システムで、用途としては、読者参加型のニュースサイト、オンラインマガジンサイト、アフィリエイトサイト、オンラインソフトの配布サイトなど、基本的にはWebサイトの運営者側から情報発信が行われるが、利用者との対話も求められるWebサイトでの利用を想定しています。

59Tracker の主な特徴は以下の通りです。

Perlで記述されたCGI
Perlで記述されたデータベース不要のCGIですので、レンタルサーバーなどのPerlのCGIが使用可能な一般的なWebサーバー環境であれば動作します。

GPL(GNU General Public License)のフリーソフト
ライセンスとしてGPLを適用しているため、商用・非商用を問わずどなたでも無料で自由に(改変も可)ご利用いただけます。

トラックバック機能
トラックバック機能によりブログサイトとの連携が可能です。

ダウンロードはこちらから