インターネット人物列伝 -13ページ目

インターネットが目指すのはマスメディアか

かねてから、インターネットはマイメディアであると主張してきた、有名な井上俊一氏のブログで、インターネットはマスメディアになるのか? というタイトルのITMediaの記事が紹介されていたので読んでみたのだが、なんというか、納得のいかない内容だった。


内容的には、バナー広告は既存のマス広告と同じように露出の繰り返しによって認知を形成する役割を果たすことができる。よって、インターネットはある部分、マスメディアとしての条件を満たしつつあるのではないか、ようするに、バナー広告はマス広告なので、インターネットは(一部という限定つきだが)マスメディアと言いたいらしい。

インターネットを新聞やテレビの広告と同じような使い方をするバナー広告のように、インターネットもマスメディア的な使い方ができるのというのは、確かにそうである。しかし、それでは既存のマス広告以上の効果を期待することはできないだろう。


利用者が入力したキーワードに連動した広告を表示する、検索結果広告一つだけをみてもわかるように、ネット広告では新聞やテレビなどの既存のマス広告とは違った使い方ができるのは明らかである。


なにもわざわざ、インターネットという新しい道具を使って、古いやり方をしなければならない理由はないはずである。たとえ、マスメディア的な使い方もできるとしても、インターネットが目指すべきものは、マスメディアではなく、利用者の入力情報(検索サイトなら検索キーワード)にもとづいたカスタマイズされた広告、コンテンツを表示するマイメディアであるべきだと思うのだが。

eワラントでSEOってみよう・現在100位

eワラントというキーワードで、Googleの検索結果の1ページ目に表示されることを目指して作ったページが、首尾よくGoogleに登録されて、現在100位(10ページ目)。

キャッシュを見ると、

>このページは、G o o g l e で2005年4月10日 21:22:05 GMTに保存された http://www.01club.org/59log/summary222.html のキャッシュです。

なので、前回のエントリを書いたときには、既に読み込まれていたらしい。クローラに読み込まれてから、実際に検索結果に表示されるまで2日くらいかかるのか。

ちなみに、前回のエントリが先頭に表示されているこのブログは78位。前回のエントリが64位。うーむ、なかなか思うようにはいかないなものだ。

まあ、今回の収穫はブログサービスを利用したほうが、Google登録されるのが格段に早いってことがわかったことかな。

eワラントでSEOってみよう・その1

某SurveyMLで「eワラントのSEOをしようかなという人」がいたので、対抗してeワラントのWebページを作ってみました。

とりあえず、検索キーワードを"eワラント 語句ログ"としてGoogleで検索してみると、

>eワラント 語句ログに該当するページが見つかりませんでした。

>検索のヒント
>- キーワードに誤字・脱字がないか確かめてください。
>- 違うキーワードを使ってみてください。
>- より一般的な言葉を使ってみてください。
>- キーワードの数を少なくしてみてください。

オッケー、上等だ! Googleさんよ。

何はともあれ、Googleのインデックスに登録されないとどうにもならないので、このエントリにトラックバックでもしておきますか。

お願いします。Google様。

三洋電機が世襲人事を断行、次期社長に会長長男

堤家による西武支配を目的とした西武鉄道の大株主保有比率の虚偽記載問題が2代目経営者である堤義明氏の逮捕に発展するなど、上場企業の世襲人事に厳しい目が注がれる中、三洋電機は、6月29日付でこれまで社外取締役を務めてきた野中ともよ氏が会長兼CEO となり、現会長の長男である井植敏雅氏(現副社長)が社長兼COOとなることを発表した。

CEOとなる野中氏は、これまでジャーナリストとして活躍し、ニッポン放送の社外取締役(ライブドアによる買収の渦中に辞任)も務めた経歴を持つ。

既に、著名なブログにおいて野中氏の経営手腕に疑問符がつけられるなど、世襲人事に対する避雷針としての役割を十分に果たしつつある。見事なメディア戦略と言えるだろう。

参照
三洋電機CEOに野中ともよ氏、社長に井植敏雅副社長(NIKKEI.NET)
【速報・三洋電機】CEOは何をするのが仕事か

切込隊長(きりこみたいちょう)

本名:山本一郎、職業:ネット界のカリスマ。

2ちゃんねる管理人であるひろゆき氏のかつての盟友で、一時は2ちゃんねるの運営に深くかかわるものの、2ちゃんねるの転送量問題(これにより2ちゃんねるは一部の掲示板が一時閉鎖された)をめぐる対立を契機にひろゆき氏とは袂を分かつことになる。

その後はブログ「切込隊長BLOG(ブログ)~俺様キングダム~」に活動の場を移すことになるが、2003年には、blog of the Yeah 2003を受賞、 「日本のアルファブロガーを探せ 2004」 という企画では、ベストイレブンに選ばれるなど、ここ2、3年のネット界おける活躍には目を見張るものがある。

また、最近は雑誌や著書などの既存メディアにも活動の場を広げ、さらにその知名度を上げつつある。

しかし、ライブドアのニッポン放送株の売買に関しては、ライブドア及びホリエモンに対して厳しい評価を下す一方、終始フジテレビ寄りの姿勢を示すなど、既存メディア側に立った発言が目につくようになってきている。

・・・

今後の成り行きに注目したい。

 

参考情報
ひろゆきI&P社取締り役辞任!!2ちゃんねる分裂!!の内幕をついに激白!!
削除人の告白&2ちゃんねるの真実
Blog of the Yeah!2003 Event レポート
ライブドア騒動と、オウム真理教事件が構造的に酷似している件について
ソフトバンク、フジテレビの事実上の筆頭株主に(→読売差替「ソフトバンク系会社がフジテレビの筆頭株主に」)

本の出版がブロガーのゴールか?

2ちゃんねるへの投稿をもとに書籍化した電車男の成功に刺激されてか、掲示板やブログに書き込まれた内容を整理して書籍として出版する動きが目に付くようになってきた。

確かに書籍化されることになれば、ブロガーにとっては知名度の向上や印税などの収入が得られるというメリットはある。特に印税収入は総じて見返りの少ないブロガーにとっては大きな魅力だろう。

しかし、書籍の出版にこぎつけることが果たしてブロガーにとっての最終的な到達点だろうか。

所詮、書籍は古いタイプの情報伝達方式である。読者からコメントやトラックバックをもらうことで議論を発展させることができるという、新しいネットメディアたるブログのもつ面白さはない。

さらに、本という紙の媒体に印刷されてしまえば、時間の経過とともに内容が古くなってしまうとともに、たとえその内容が間違っていたとしても修正はできない。

ブログの内容を本にすることに反対はしないが、そこにとどまらず、もう一歩進んで書籍化された内容を逆にブログ化することで、ブログの持つメリットを生かせる形にして欲しいものである。

文章の美しさと情報の品質

ブログを始めとしてネット上で見られるようなコンテンツに比べれと新聞や雑誌などの既存の紙メディアの記者が書いた文章の方が、より洗練された美しい文章が多いというのはその通りである。

しかし、情報の質は文章の美しさといった形式的な要素によって決まるわけではない。

人はなぜ情報を必要とするのだろうか。それは何かをやるためである。つまり、情報は、人が何らかの活動を行うために必要とされるのである。

行動に結びつかない情報は無意味である。情報の受け手が行動するときにすぐに役に立つ情報こそが質の高い情報なのである。文章の美しさはそれほど重要な要素ではない。

このエントリの読者のなかに、自分の購読している今日の新聞の記事で、今日一日の生活で役に立った記事が一つでもあった人はどれだけいるだろうか。美しい文章で書かれてはいるが、読者にとってはほとんど役に立たない記事で満たされているというのが、現在の新聞の姿ではないだろうか。

別に新聞を始めとする既存メディアの記者が無能であると言いたいわけではない。言いたいのは、情報の配信者側が記事を編集しそれをいっせいに配布するという形態の情報伝達方法では、情報を選択する時点で個々の読者のニーズが反映されないため、必然的に読者にとって不要な情報が選択されてしまっているということである。

産経新聞社の産経抄では、

>玉石混交さまざまな情報の真偽を確認し、伝えるべき事柄を掘り起こす。
>それを読みやすい形に編集し提供するプロ集団が必要だと。

と書かれているが、読者がなにをしようとしているかを知りえない以上、記者がいかなる情報を選択して、いかに読みやすい形に編集しようともそれが読者の役に立つことはあり得ない。

それに対し、ネット上の情報であれば検索サイトや掲示板などを利用して、その情報が必要になったときに比較的短時間で入手することが可能である。

こうしてみるとネット上の情報と既存のメディアの情報を比較した場合、どちらの情報がより質の高い情報なのかは明白だろう。例えその情報が全く同じ内容だったとしてもである。

ライブドア過半数確保も子会社化を見送り

ライブドアがニッポン放送の発行済み株式の50以上を確保したもよう。
でも、子会社化しないっての良くわからないですね。子会社化して勝利宣言してしまったほうが、世間一般にライブドアの勝利をはっきりわからせることができて良いと思うのですが。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050330/mng_____kei_____002.shtml

によると「フジサンケイグループの反発を買うことを避けるため」とか書いてありますが、これまでさんざん反発買っておいて、いまさら友好的もなにもないでしょうに。

うーん、これでまたフジサンケイ側がなにかやる余地が生じた気がしますね。

堀江、北尾会談が中止に

なにやら押しの強そうな人が出てきましたね。(笑)

SBI(ソフトバンク・インベストメント)のプレスリリースによると、ライブドア社長の堀江貴文氏とSBIのCEOである北尾吉孝氏の会談が、堀江氏側の都合でキャンセルされたようだ。

堀江氏側から申し込まれたはずの会談がキャンセルされた理由はなぜなのだろう。
SBIの参入は想定外の事態であるため安易に会談するよりも、すこし時間をかけて状況を分析したほうが良いと思ったのだろうか。

まあ、SBIの参入は孫正義氏が率いるソフトバンク本体の意思ではなさそうなので、SBI単独の動きであればライブドアにとってそれほど脅威ではないと判断したのかもしれないですね。

しかし、北尾氏が今回の買収がらみでフジテレビ側から仲介を頼まれているあれば、敵の大将に会えないというのは致命的ではないだろうか、もっとも、北尾氏本人は買収防衛意図についてはまったくないと言ってるみたいだし、買収がらみの話とは関係ないのかもね。

今日の言葉
虎の威を借る狐 by 戦国策

カチるんだッ!本格派の打ち心地を堪能せよ!

これまで使ってたキーボードが壊れたので新しいキーボードを新宿のヨドバシカメラで買ってきました。

有名な「Happy Hacking」とどちらを買うか迷ったのですが、フルーキーのメカニカルキーボードである点を重視して、結局、「頼れる頭脳派:カチアイボリー」というのにしました。

最初のものがテンキーの0キーが壊れていて店まで交換しにいかなければならなかったのでその交通費も考えると少々高くついてしまいましたが、カチカチカチカチカチと非常にキータッチが良くてとても満足です。

今日の言葉
「安いだけのメーンブレーン、脆弱なパンタグラフには負けないッ!」
by メカニカル戦隊カチカチレンジャー